牧会コラム週報版 193 2024.7.21
「賛美 その4」
みなさまは、当教会において導入賛美でおもに歌われる「ワーシップ&プレイズ」と、開会祈祷以降におもに歌われる「讃美歌・聖歌」は異なるものととらえていらっしゃいますでしょうか? そうとらえるのは、ある面では理にかなっています。というのも、「ワーシップ&プレイズ」はほとんどの歌が現代語で、伴奏もフォークギターのような楽器が似合うタイプです。これに対して「讃美歌・聖歌」は、歌詞が文語で(まれに口語のもあるにはありますが)、伴奏もオルガンやピアノのようなクラシックな楽器が似合います。そういう視点から見ると、両者は異なるものに見えてきます。
しかし、両者は根本的には同じものです。それはもちろん、どちらも、主なる神さまの御名をたたえる歌である、ということです。それが、世代の差や、音楽の指向といったことゆえに、どちらかがどちらかを敬遠したりするのは、あまりにもったいないことです。
私が韓国にいたときにした新鮮な体験としてみなさまにお分かち合いしたいこと、それは、伝統的な「讃美歌・聖歌」を歌う際、「手拍子で」歌うことがよくあった、ということです。日本の教会では「讃美歌・聖歌」といえば、リズムもつけずに静かに歌うものと決まっているので、はじめてその体験をしたときには意表を突かれたものですが、いざ手拍子で歌ってみると、文語の歌詞(韓国語のもそうです)にクラシックなメロディは意外にも手拍子のリズムによく合い、むかしから語られてきた福音の力強さが現れたような歌となり、なんていいんだろう、と思ったものでした。
そうは申しましても、なかなか、主日礼拝のような場で歌われる「讃美歌・聖歌」には、手拍子はつけにくいかもしれません。しかし、みなさまにはどこかで、手拍子つきでこのクラシックな讃美を歌う機会を持っていただきたいと願います。そのように躍動的に歌うと、「讃美歌・聖歌」は「ワーシップ&プレイズ」とは別個のものではなく、むしろ一直線上にある讃美だということをよく理解していただけるものと思います。
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